田中夕子
二宮正治さん、若い女の子が、
「昔のプロレスは面白い」
こう言っていますよ。
二宮正治さんは力道山が活躍していた頃を知っていますよね。
語ってもらえませんか。
二宮正治
まだ戦争のショックが醒めやらない昭和三十年代、
人々は力道山の空手チョップに酔いしれました。
アメリカ人悪役レスラー、フレッドブラッシーとやるときなんか、
盛り上がりましたよ。
ドイツ系アメリカ人との触れ込みだったカールゴッチ(当時はカールクラウザー)は女性に人気がありましたね。この時代戦争を体験した人々には日独伊三国同盟が心の底で生きていたのかもしれません。
「ドイツ系のアメリカ人は何かと冷遇される」
こんな会話が当時のプロレス女子の間で交わされていましたから、振り絞るような声援がありましたよ。本当のドイツ系アメリカ人のビルミラーも人気がありましたね。
昭和四十年代のフリッツ・フォン・エリックの鉄の爪も人気がありました。アントニオ猪木の胃袋を掴んで片手で持ち上げましたからねえ。私はこの場面は会場で見ました。
プロレスを語っからきりがないので、また別の機会にします。
プロレスがテレビのゴールデンタイムに復活する事を祈っております。
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